

飛騨産えごまオイル
「飛騨産えごまオイル」は岐阜県下呂市小坂町、霊峰御嶽山の麓に位置した、山紫水明に恵まれた自然豊かな町で生産されています。飛騨地方で「あぶらえ」(通称:えごま)の名前で古くから栽培され、おはぎや五平餅に活用されている「あぶらえ」を、遊休農地の活用策として2016年から栽培し、圧搾法により搾油した食用油です。
お召し上がり方
たまごかけごはん、お味噌汁、野菜サラダ、冷奴、納豆、和え物、魚の煮付け、パスタ、珈琲、ヨーグルトなどにお使いいただけます。
えごま油の最大の特徴は、バターやなたね油・大豆油などと比較してもα-リノレン酸を豊富に含んでいることです。
えごま油の摂取量は1日小さじ一杯程度が適量といわれています。α-リノレン酸は熱に弱いため料理にかけるなど、そのまま体内に摂り入れることをお勧めします。
えごまの歴史
えごまは縄文時代から栽培されていました。平安時代初期よりえごま油として使われるようになり、当時は灯明油に用いられていました。そこから、番傘・提灯・工芸品の塗装用などの用途で、江戸時代中期までの800年間盛んに使われていました。戦国時代に「美濃のマムシ」と呼ばれた斎藤道三が油売りで財をなして一国の城主となったという逸話がありますが、その油は「えごま」の油だったといわれています。
今では福島県、岩手県、岐阜県、宮城県などの一部に伝統食として残っており、東北では「じゅうねん」、飛騨では「あぶらえ」と呼ばれています。